【NO.2】音楽レーベル詐欺というものをご存知だろうか?実際引っかかってしまったときのお話。

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初めから読みたい方はこちらへ

NO.1では詐欺グループへの接触してしまって、悩みに悩んでお金を払ってしまったところまででした。
ここでは活動し始めたところから書きたいと思います。

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Contents

活動スタート

ともあれ、お金を払ったからにはもちろん、活動します。
基本、社長喜田さんは東京にいるため、やりとりや企画の立ち上げは山口さんとすることになりました。

次に事務所に出向いた時、CD制作費のしっかり収入印紙も貼られた領収証もらいました。

契約書は「CD製作委託申込書」1枚、「CD製作規約」3枚、「パブリシティ権に関する合意書」2枚、それぞれに署名しました。

何度事務所に行ったのか覚えていないですが、近くの写真館でプロフィール用の写真撮影もして、紹介文も考えて出したと思います。
プロフ写真は「急がないので、後ほどCD-Rに焼いて下さい」とお願いしておいたのですが、結局貰わず終いです。

この時点で“芸名”で登録することにしました。
それまでは私の本名か、NKで名乗ってた気がします。芸名は割愛してNKで通しますね。

そしてCD制作をするにあたり、企画していきます。
話し合いもしたのですが、山口さんがワードの文章で簡単にプロモーション展開を送ってくれてたんですよね。
簡単なスケジュールみたいなものです。

その内容がこちら。

 

【NK 1stシングル リリースプロモーション展開】
リリース日 20□□年8月下旬
販売価格 1050円(税込)
楽曲数 4曲
プレス枚数 イニシャル目標200枚(最低プレス枚数1000枚)

※展開先予定※
・USEN(リクエストチャンネル獲得プロモーション)
・FM、コミュニティラジオ、出演及びパワープレイ獲得プロモーション
・CMタイアップ獲得プロモーション(ローカルTV)
・MEDIA出演(ローカルTV,ケーブルTV)
・WEBプロモーション(インターネットTV,インターネットRADIO,音楽配信サイト等)
・雑誌プロモーション(音楽誌、フリーペーパー、女性誌)
・イベントブッキング(ショッピングモール、テーマパーク等)
・CDショップ展開(インストアライブ)
・販促物(フライヤー、ポスター等)
・PV制作

※制作スケジュール(仮)※
・20□■年8月~20□□年3月下旬 プリプロデータ完成(4曲)
(上記20□□年3月より流通各社アプローチ開始)
  ↓
・20□□年3月中旬~20□□年5月中旬 本REC、ジャケットデザイン打ち合わせ
  ↓
・20□□年6月中旬 CDジャケットデータ、マスター音源完成、PV打ち合わせ
  ↓
・20□□年6月下旬 完成データ提出、PV撮影開始
(リリースプロモーション活動開始)
  ↓
・20□□年7月下旬 PV完成、放送開始
  ↓
・20□□年8月下旬 全国リリース
 

といった感じです。

特に制作スケジュールに関してはかなりいい加減な印象ですが、イメージは分かりやすい。

多少のスケジュールが押したりもするだろうので、仕方ないことです。
つまり1年くらいを目処に作っていきましょう、ってことです。

楽曲制作について

私は作詞と作曲を半分することにしました。
あと半分は事務所の作曲家さんと、私の知り合いの作曲家さんに頼んだりしていました。
自分の曲だけだと印象が似たり寄ったりしたらイヤだな~と思ったからですが、この話はどうでもいいでしょう。

山口さんとのメールでのやりとりもあったのですが、必要であれば直接やりとりしてもらってもいいよ、ってことで、作曲家さんのメール連絡先も教えてもらいました。
割とイメージが私の方でもあったので、それを伝えたり、必要であればキーやアレンジの変更してもらったりしてたんですよね。

ちなみに制作や企画が始めたのが8月頃。
山口さんとのやりとりもメールや電話で10往復程度のやりとりしてたと思います。

初めのうちは結構順調で、私も作った曲を提出もしていたし、頼んだアレンジの返事もすぐに来るしという感じでした。

スタッフの入れ替わり、が激しい

制作から3ヶ月。
山口さん「今まで京都で制作携わってたけど、東京に戻って新しいレーベル立ち上げ携わらないといけなくなったんだよね。京都の方は新しいスタッフが来てくれるし、引き継ぎしておくから。」

と、京都のアーティストの活動もそんなにガッツリ出来てるイメージが無いけど、結構景気が良いのか?新たな事務所だなんて、と思いましたね。
それまで、他にもアーティスト契約結んだ人(組・ユニット)が数人いると聞いてたけど、彼らもまだCD製作中なわけですよ。

その後、新スタッフとも幾度かメールでやりとりさせて貰ったのですが、印象としてはこの人は返事が遅かった。
そして徐々に楽曲製作のスピードが落ちてくるような感じを実感するわけです。

そうこうしてる間に新スタッフは1月末までの3ヶ月で辞職。
この間、ほとんど製作は進まず終いです。

新スタッフに変わった時点でも色んな不安はあったけど、もう確実になんか怪しいって疑いに変わってきています。
スタッフ辞めるってことは何かあるんでしょう?
楽曲製作も音沙汰が無くなってきてるってことも何かあるんでしょう?

そして、一度東京に行った山口さんがまた戻ってきました。
状況を一度説明してもらおうと思って京都に出向いたところ、色々と衝撃なことを聞くことになりました。

ここから状況が酷い

まず楽曲の製作が滞っている理由。
事務所が専属で雇っていた作曲家さんが、全ての仕事を投げ出して辞めてしまった。
なんと、ギャラが支払われていなかったそうです。
初めのうちは支払われていたそうですが、未払曲が増えてきて、痺れを切らして辞めたそう。

私も1曲お願いしていた曲が途中段階(デモで1コーラスしか出来てない)だったので、そもそもその曲は使えず、初めからやり直しってことになります。

スタッフが辞めた理由。
同じことの繰り返しですが、スタッフの給料が未払だった。
この時点ではまだ2ヶ月分くらいと聞いていましたが、前のスタッフもかなり精神的にきていたそうです。
仮に1ヶ月20万だとしたら40万くらいの損失ですかね。

ちなみに山口さんの給料も未払だそうです。その後払ってもらったのか分かりませんが、京都の製作が進んでないから少しでも何とかしないと、と思い戻ってきたとのこと。
更に状況は深刻になっています。
京都の事務所が閉鎖状態。理由は家賃未払による。

家賃の未払が続くと、事務所が強制的に鍵かけれらて入れなくなったりするそうですね。
山口さんが持ってるパソコンに入ってるデータは大丈夫だそうですが、それ以外の書類関係のデータは全部出せないままみたいです。

なので、アーティストが登録時に契約した書類や、いくらのお金を払ったか等も分からなくなってる様子。
私のせっかく撮った宣伝写真が貰えなくなったのもこれが理由です。

もし、事務所の家賃を未払にしていても、未払にしてることは社長自身は分かってることなので、事前に書類等全て持って出ることは可能なのですが、そもそもやる気が無かったというのがここに表れてますよね。
こんな状況になってるけど、では、社長喜田氏はどうしてる!?
社長喜田氏が会社のお金を持って、行方不明。
結局この話については、2~3週間程行方不明の後、見つかったそうです。

この時に初めて聞いたのですが、どうやら京都H社は東京N社の子会社的な感じになるそうです。
それで東京N社社長の言うことを聞かないといけないらしく、京都H社のお金を巻き上げられていたとか。

そもそも株式会社でその仕組みがよく分からないですけどね。
普通会社のお金ってことは、いくら社長でもポケットマネーじゃないわけですから。

本当かどうかは分からないけど、東京N社のトップは金使いが荒かったとも言ってますし、色々あったのでしょう。
それで京都の社長喜田さんは追い詰められて、残りの会社のお金を持ち、残高0円にして元カノの北海道に逃げたって噂でした。(どうでもいい)

その後も山口さんが、何とか製作を進めてデビューに向けたいとのお話はしてくれてたのですが、結局数ヵ月後に山口さん失踪。

いくらなんでも、普通じゃないでしょ。

この続きはこちら

【NO.3】音楽レーベル詐欺というものをご存知だろうか?実際引っかかってしまったときのお話。
オーディション受けて音楽レーベルに詐欺られて、大金持っていかれたときのマヌケなお話です。当時のこと思い出しながら詳しく書いてみました。

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